当院では、セミオープンシステムを用いた妊婦健診を行ってまいります。セミオープンシステムは、出産を担当される施設と連携し、妊娠初期から分娩に近づくまでの期間の健診を当院で行うことにより、近隣にお住まい、あるいは当院の近傍に勤務されておられる妊婦さんの診察待ち時間や健診の負担を軽減することに役立つシステムです。出産が近づきましたら、連携する出産を担当される周産期施設へご紹介をさせていただきます。また、順調な妊娠経過が確認できた段階で、ご希望される出産を担当される周産期施設での分娩予約をお取りになる手伝いをいたします。
妊娠反応が陽性となった初期の段階より、診察が可能で、超音波検査により、胎嚢の発育、胎児心拍の確認、胎児の成長の確認を行ってまいります。妊娠初期には、正常の経過でも、軽度の出血、軽い腹痛、つわりなどの心配な症状があることがあり、お気軽に相談や診察に来られることで、これらの不安を解消することが出来ます。
正常な妊娠経過が確認されましたら、妊娠12週までは2週間毎、16週以降は4週間毎、24週以降は、2週間毎に定期的に胎児の発育を確認してまいります。胎児の向きにもよりますが、16週以降で胎児がお母様のお腹側を向いている場合、3D-4D超音波により、胎児のお顔が立体的に観察できます。