2026年1月22日
公費検診や定期検診で、精密検査を勧められることがあります。
婦人科検診は、子宮頚部の細胞をブラシなどで集め、細胞の形を顕微鏡で観察します。細胞の中心には、遺伝子を含んだ核があり、細胞の中に占める核の比率を測定し、正常細胞と比べて核の比率の高い(核が大きい)細胞があれば、異型細胞と判断します。
正常細胞のみの場合には、NILMと記載されています。異型細胞と判断される場合に、比較的軽い病変である場合には、LSILと記載され、軽度異形成という比較的軽い前がん病変である可能性が示唆されます。もう少し進行している前がん病変である場合には、HSILという結果となります。
検診でLSILもしくはHSILという結果となった場合には、子宮頚部を拡大して観察するコルポスコープ検査が必要となります。
コルポスコープ検査で病変を認める場合には、1から2箇所を医療用の生検鉗子で採取します。これを狙い組織診と呼びます。採取した組織を病理医が顕微鏡で観察し、病変の進行度を診断します。前がん病変である子宮頚部異形成は、軽度、中等度、高度の3種類に分類されます。
また、細胞の中に占める核の比率がやや高いけれど、異型細胞とまでは判断できない場合には、ASC-USという疑い病名がつく事があります。その場合には、細胞のかたちの異常をきたす可能性のあるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染があるのかを調べる必要があります。
これらの検査は、保険で行うことが出来ます。